October 06, 2006

認知療法

鬱病を診断し、その重要度も正確に判定する信頼性の高い感情評価法を紹介します。
(認知療法より)

BDI(ベックうつ病調査表)

注1:「いつも」とはどの時点をいうのか戸惑われることがあるかもしれません。もし長いこと鬱病に苦しんでいれば、鬱病にかかる前、最後に気分の良かった時を基準に現在の気分を判定してください。もし、あなたが生まれてこのかた一度も気分が良かったことはないと思われれば、正常の、憂うつでない人の気分を想像して、現在の気分を評価してください。

注2:もしどちらに当てはまるかハッキリしなければ、一番可能性の高いものを選んでください。

注3:結果がひどく悪くても、がっかりすることはありません。いずれにしろ、BDIは憂うつを良くするための第一歩ですから。

問1
0.憂うつではない
1.憂うつである
2.いつも憂うつから逃れることができない
3.耐え難いほど、憂うつで不幸である

問2
0.将来について悲観してはいない
1.将来について悲観している
2.将来に希望がない
3.将来に何の希望もなく、良くなる可能性もない

問3
0.それほど失敗するようには感じない
1.普通より、よく失敗するように思う
2.過去のことを振り返れば、失敗のことばかり思い出す
3.人間として全く失敗だと思う

問4
0.以前と同じように満足している
1.以前のようにものごとが楽しめなくなった
2.もう本当の意味で満足することなどできない
3.何もかもうんざりする

問5
0.罪の意識など感じない
1.ときどき罪の意識を感じる
2.ほとんどいつも罪の意識を感じる
3.いつも罪の意識を感じる

問6
0.罰を受けるとは思わない
1.罰を受けるかもしれない
2.罰を受けると思う
3.今、罰を受けていると思う

問7
0.自分自身に失望していはいない
1.自分自身に失望している
2.自分自身にうんざりする
3.自分自身を憎む

問8
0.他の人より自分が劣っているとは思わない
1.自分の欠点やあやまちに対し批判的である
2.自分の失敗に対していつも自らを責める
3.何か悪いことが起こると、自分のせいだと自らを責める

問9
0.自殺しようと全く思わない
1.死にたいと思うことはあるが、自殺を実行しようとは思わない
2.自殺したいと思う
3.チャンスがあれば自殺するつもりである

問10
0.いつも以上に泣くことはない
1.以前よりも泣く
2.いつも泣いてばかりいる
3.以前は泣くことができたが、今はそうしたくても泣くこともできない

問11.
0.イライラしていない
1.いつもより少しイライラしている
2.しょっちゅうイライラしている
3.現在は絶えずイライラしている

問12
0.他の人に対する関心を失っていない
1.以前より他の人に対する関心がなくなった
2.他の人に対する関心をほとんど失った
3.他の人に対する関心を全く失った

問13
0.いつもと同じように決断することができる
1.以前より決断をのばす
2.以前より決断がはるかに難しい
3.もはや全く決断することができない

問14
0.以前より醜いとは思わない
1.老けて見えるのでないか、魅力がないのではないかと心配である
2.もう自分には魅力がなくなったように感じる
3.自分は醜いに違いないと思う

問15
0.いつもどおりに働ける
1.何かやり始めるのにいつもより努力が必要である
2.何をやるのにも大変な努力がいる
3.何をすることもできない

問16
0.いつもどおりよく眠れる
1.いつもよりも眠れない
2.いつもより1〜2時間早く目が覚め、再び寝つくことが難しい
3.いつもより数時間も早く目が覚め、再び寝つくことができない

問17
0.いつもより疲れた感じはしない
1.以前より疲れやすい
2.ほとんど何をやるのにも疲れる
3.疲れて何もできない

問18
0.いつもどおり食欲はある
1.いつもより食欲がない
2.ほとんど食欲がない
3.全く食欲がない

問19
0.最近それほど痩せたということはない
1.最近2kg以上痩せた
2.最近4kg以上痩せた
3.最近6kg以上痩せた

問20
0.自分の健康ことをいつも以上に心配することはない
1.どこかが痛いとか、胃が悪いとか、便秘など自分の身体の調子を気遣う
2.自分の身体の具合のことばかり心配し、他のコトがあまり考えられない
3.自分の身体の具合のことばかり心配し、他のコトを全く考えられない

問21
0.性欲はいつもとかわりない
1.以前と比べて性欲がない
2.性欲がほとんどない
3.性欲が全くない



BDIの結果の解釈

全ての質問に答えてから、21項目の得点(質問最初の番号が得点)を合計してください。各項目で一番高い点数は3ですから、最高得点は63、各項目で一番低い点数は0ですから、最低得点は0になります。
次に下記の得点とうつ状態レベルの表にしたがって、あなたのうつの程度を評価してください。得点が高い程、うつ状態は重症で、低いほど、気分のいい状態ということになります。


総得点       うつ状態のレベル
1−10    この程度の落ち込みは正常範囲
11−16   軽いうつ状態
17−20   臨床的な意味でのうつ状態との境界
21−30   中程度のうつ状態
31−40   重いうつ状態
40以上    極度のうつ状態

注意:17点以上は専門家の治療が必要
   問9の問題で2点以上あっった場合、できるかぎり早く専門家の治療が必要


(自分は5点でした・・・) 



restore_neutral_line at 19:45 │Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ! セラピー方法について 

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この記事へのコメント

1. Posted by 新田    October 07, 2006 00:10
このチェック表は分かりやすいですね。

自由に使わせていただいてもいいんですか?
それともどこか版権をもっているんでしょうか
2. Posted by ゆうじ    October 07, 2006 00:33
新田先生ありがとうございます。
ご無沙汰しております。
今日、もう一度、選択理論の本を読み返していた所です。先生からコメント頂けるなんてとても嬉しいです。

BDI(ベックうつ病調査表)って言って認知療法では有名なテスト法らしいです。かなり、効果的な診断方法だと言われているようです。

有名なので、認知療法されている方は、使っているかたも多いようです。
認知療法の本でも紹介されていて、いろんな臨床でも使われているとその本にも書いていましたので、たぶん、かまわないと思います。
その本でも、これを見て、自己判断の材料にしてもいいと書かれていました。

私も少し、不安だったのですが、このブログ読んで、心がしんどくなっている人の参考になればと思って載せました。
私はTMSで認知療法を少し学びました。

新田先生のお役に立てると嬉しいです。

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